「ヘビが電線にのぼらないように」⇒「鳥が巣を作らないように」工夫している!

鳥が巣を作るのは、「クランプカバー(電線のカバー)」の隙間と「腕金」の穴の中です。(【画像③④】参照)

そこで、鳥が巣を作らないように、最近のクランプカバーはスリムなデザインにして、巣作りのスペースをなくしました。

また、腕金の横に開いた穴に巣作りするケースがあったため、その穴をふさぐ対策をとっています。最近の腕金は、横の穴がもともと発砲スチロールや金属のプレートで塞がれたデザインになっているということです。

【画像③】黒い「クランプカバー」
【画像④】画面左の穴の開いた四角柱が「腕金」

しかし、設備の数が膨大で、ヘビ対策のためだけにクランプカバーや腕金を取り替える事はできないため、停電の件数はあまり減っていません。

中国電力ネットワークの担当者は「少しずつではありますが、巣を作ることのできない部品に入れ替えていく事によって、いつかはヘビが原因の停電事故が減るものと考えています」と話しています。

もしも、電柱や電線に鳥の巣を発見した場合には、最寄りの送配電会社までご連絡を。

中国電力ネットワークの連絡先はこちら。
https://www.energia.co.jp/nw/company/office/freedial/

※「感電したヘビ」の画像が次のページ(もしくは画像ギャラリー)にあります。(苦手な方はご注意ください)