■宮本君の高校生活最後の夏 3年間で初めての夏勝利も

迎えた愛媛大会1回戦。宮本君の最後の夏が始まりました。1回、1アウト2、3塁のチャンスで迎えた宮本君の初打席。
【カキン】
2点タイムリーで先制しました。
さらには仲間が3ランホームラン。
勢いに乗り初戦突破。3年間で夏の初勝利をあげました。

(宮本君)
勝ってうれしい
思いっきり振れて気持ち良くバッティングができてうれしかった


続く2回戦。相手は県内屈指の強豪、済美です。
試合は序盤から押される展開に。
4回までノーヒットの宇和は、2アウト3塁のチャンスの場面で、打席は宮本君。
【カキン】
チーム初ヒットのタイムリーとなりました。そして5回と6回は済美を三者凡退に抑えます。
しかし…7回に6失点し、1対8。7回コールドでした。


(宇和高校 兵頭和彦監督 ミーティング)
本当お前らよく頑張った。。苦しい練習を、試合をお前ら乗り越えてくれた。
もう言うことは何もない


(宮本君の父 光靖さん)
自分ではいい結果が出たと思うので、よくやったと思う

(宮本君)
いつまでも泣いててもしょうがないな、みんなに感謝しようと思って。
高校生活で一番楽しい夏でした


その後、宮本君は、チームを組んだ宇和高校の選手らと別れました。

三瓶分校の部員たちのラストミーティング
(三瓶分校の顧問)
お前らにはわからないしんどさがあった。学年1人だけだし、それを見せずにやってきた宮本のすごいところをお前ら盗め。
もう次の代は入ってこないけれど、後輩の4人がどこまで高くいけるかにかかっている。


(宮本君)
どんな状況になったとしても暗い顔をしない。
必死さとか声を出すとかそういうところを絶やさないでほしい。
野球は楽しいので、後輩たちにはいつも笑顔でいてほしい


宮本君の思いは後輩たちへ引き継がれます。