東大卒・伊沢さんと考える 大学の学費 誰が払うべき?

東京大学は学費(53万8300円)を年間約10万円値上げすることを検討しています。その背景にあるとみられるのが物価高などです。

また、国立大学の運営費に使われる国からの資金「運営費交付金」が減っています。

2004年 1兆2415億円
2024年 1兆784億円

これは制度が始まった当時の政権が財政健全化の方針だったからです。

小川彩佳キャスター:
伊沢さんの母校でのお話ですね。

株式会社QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
僕も奨学金で大学院に通わせてもらったので、バイトもしないと勉強を続けられなかったので、学生の気持ちは痛いほどわかります。議論も急だったんですけど、大学の側も苦しい状況があるので議論はとても難しいなと思います。

藤森祥平キャスター:
改めて、当時はかなり生活も勉強するのも大変でしたか?

伊沢さん:
これ以上バイトしたら本当に勉強に影響が出る、当時、もはや出ていたと思いますけど、中退しているので…そういうのも含めて苦しかった学生時代を思い出すと学生たちの気持ちはもう当然わかります。

藤森キャスター:
国立大学の学費をめぐっては2024年3月、慶応大学の伊藤公平塾長が「国立大学の学費を150万円にしてもらいたい」と発言し波紋を呼びました。伊藤塾長の主張は国立と私立の「公平な競争環境を整える」というもの。

国立の学費は年間53万5800円。一方、慶応大学は140万円(2022年度)という差があります。

慶應義塾大学 伊藤塾長は「とれる学生から学費をとり、とれない学生に奨学金」「国公私立共通の学生支援で給付型の奨学金を考えるべき」

いま、返済に苦しんでいる学生さんたちが多くいる中で、給付型をなんとか増やせないか?ということですね。

伊沢さん:
貸与型というのが多いですし、給付型も増えていますけどまだ知られていないし、もっと増えるべき余地はありますよね。

藤森キャスター:
こうした結果、収入も増え大学の質もあがると伊藤塾長は指摘しています。
研究費にあてがう事も出来るし、いろんな設備を変えることもできるし、先生の給料もあげることができる。