弁護士「子どもがどう飛び出したとしても車両側の過失が問われる」

井上貴博キャスター:
多くの方が意識して運転していらっしゃると思いますが、忘れがちな標識の一つといわれるのが「ダイヤマーク」です。「この先横断歩道または自転車横断帯あり」という意味です。
横断歩道というのは歩行者がいる場合、車両は一時停止することが義務付けられています。ところが2023年のJAFの調査では、歩行者が渡ろうとする場合でも一時停止をしない車は54.9%で、5割を超えています(※信号のない横断歩道にて)。ダイヤマークを、いかにしっかりと見ながら運転するかが一つ重要になるわけです。

また、子どもの飛び出し事故の過失割合についてのデータもあります。信号のない横断歩道では、13歳未満の子どもが被害者だった場合、加害者に100:0で過失があると判断されます。
もちろん事故の状況などによって細かく変わることはありうるのですが、弁護士の高山俊吉さんによると「子どもがどう飛び出したとしても車両側の過失が問われる」ということです。信号のない横断歩道ではしっかりと止まることが、いかに大切かということになるわけですね。

お子さんは大人に比べて、視野が大変狭いです。突然予想外の行動もしてしまいますし、頭でわかっていても身体が動いてしまうこともあります。
6月は梅雨で見通しも悪いということで、事故が多くなります。子どもは交通ルールを十分に理解できていないこともあるので、交通事故を防いでいくことが大切といわれています。














