「具体的な対策はまだ…」模索は続く…

さしなみ小児クリニック 差波 司医師
「休日、夜間診療所にいま小児科医が出ているのですが、どうしても1人、2人減ると、残っている方の負担が増えるとか、そういう面での負担増というのがあるので、その辺がすこし大変な状況です」
青森市や八戸市、弘前市などでは総合病院の勤務医も加わって対応していますが、こうした状況が続くと地域全体の小児医療に波及することも予想されます。

子育て中の人は
「安心していつでも診てもらえる病院が減っている」
「(小児科の減少は)すごく不安です。この子はけいれいがあるので、特に熱が上がっちゃうとひやひやします」
医師やクリニック数の確保は喫緊の課題ですが、解消に向けた対策が進んでいるとは言い難いのが現状です。

さしなみ小児クリニック 差波 司医師
「県の方でも医療対策会議が何回か開かれていますが、今のところ開業医の数が一定数あるという前提でそういう話をしていますので、具体的な対策はまだ実際のところこれからだと思います」
小児科クリニックの減少や、その影響を最小限に抑えるための対策を巡って模索が続いています。