情報があふれている現代社会。選択肢が多すぎて決められない、そんな経験ありませんか?それ「決断疲れ」かもしれません。

深夜にネットで謎の買い物をしてしまうのは“決断疲れ”の可能性大?

小笠原亘キャスター:
みなさんも“決断疲れ”しているかもしれません。そのくらい現代社会は情報にあふれています。

現代の我々は江戸時代の1年分、平安時代の一生分の情報量に1日で接しているともいわれています。

“決断疲れ”に詳しい明治大学の堀田秀吾教授によると、「人間というのは不安を感じる生き物」で、決断する度に「これで良いの?」「大丈夫だよな?」と、不安が蓄積しているということです。1日に約3万5000回の決断をしているそうです。

「最近決断していない」と思っている人もいるかもしれませんが、喋ることでも何の単語を使うか、何を食べるか何を飲むかと色々な決断をしているということです。

その結果、脳が疲労して正常な判断ができなくなるということです。深夜にネットショッピングで謎の買い物をしてしまうというのは、最たる例でしょうか。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
お酒を飲んでいるときに、頼んだことを覚えていないときもありますよね。

小笠原キャスター:
Nスタから代表してホランキャスターの「決断」を聞き、堀田教授に診断していただきました。

スタッフが「朝、服装に悩んだらどうしている?」と聞いたところ、ホランさんは「割と適当かも…『誰も私のこと見てないでしょ』と思っています」と答えています。

ホラン千秋キャスター:
いや、もちろん、デートに行くのであれば悩みますし迷います。

やりたいことと正しいことって違うので、本当はかわいい服を着たいと思っていますが、「どうせ1時間後には衣装に着替えている」、「誰も私のことを見ていない」と考えると、時間をかけて選ばなくてもいいと思えるので、悩んだときにはこう考えます。

小笠原キャスター:
堀田教授は、ホランさんの考え方は「最高です」と診断。いい意味で大雑把な考え方、こういう思考の持ち主は決断疲れしないタイプだそうです。

ホランキャスター:
悩むべきところで悩んで、悩まなくていいところでは悩まないようにしています。

井上貴博キャスター:
我々は衣装があるので、朝決めた服装で一日中生活するわけではないので、「何でもいい」となりますよね。決断に時間をかけても、結果はあまり変わらないようにも思います。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
僕も最近ずっとほぼ同じ格好をしています。黒のTシャツか白のTシャツの繰り返しで、Tシャツと逆の色のパンツを機械的にはいていますし、シューズもグレーか黒を交代ではいています。