自民党修正案は「抜け穴」だらけ?
藤森祥平キャスター:
公明党や日本維新の会の案に譲歩する形で示された自民党の修正案。しかし、野党側からは「抜け穴や抜け道だらけだ」という批判の声が上がっています。
自民党の修正案を見てみると...

▼政治資金パーティーの購入者の公開基準:20万円超⇒5万円超に引き下げ
▼政策活動費:年間上限額を定め領収書などを10年後に公開
小川彩佳キャスター:
10年後の公開はかなり踏み込んだ、というふうにはしていますが、実効性はどうなんでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そもそも経過を辿ると、公明党との協議の中で、自民党では麻生副総裁や茂木幹事長は「公明党に譲歩すべきじゃない」とかなり強く主張しました。しかし、三役の1人の森山裕総務会長が「迷惑かけた方(自民党)が譲るのが当然だ」という、ある意味では至極常識的なことを岸田総理に伝え、岸田総理が最終的に折れる、という決断をしたわけです。

しかし、よくよく見ると抜け穴だらけで、例えばパーティー券購入者の公開基準は「1回につき」なんです。そうすると、20万円超を5万円超にしましたが、「パーティーを4回開けば今までと同じようなことができる」という仕組みですから、明らかに抜け道です。
また、政策活動費について言うと、政治資金規正法違反などの犯罪では時効は5年が多いです。そうすると“公開した後、犯罪がわかったとしても立件できない”ということですし、今の自民党の案では、これに場所や名前などに黒塗りが多く出てくる、ということも考えられます。そうすると、ほとんど実効性はない、ということになってしまいます。
小川キャスター:
まだ、この後に及んで「10年後に公開される領収書などが黒塗りの可能性がある」ということですか
星浩さん:
全くそこは否定していないので、このままいくと「10年後見たらかなりの部分が黒塗りでした」ということになってしまいますね。














