キャプテンとして“本当に金メダル獲れる”と伝えていく

3ポイントのスペシャリストから最強のオールラウンダーへ…更なるスキルアップを遂げ、パリ五輪では初の金メダル獲得を目指し、キャプテンとして日の丸を背負う。チームでは「皆で声出してやる事をしっかり頭に入れながら、1日1日大事にしてやっていきましょう」と頼もしく声を掛ける。

日本代表では“本当に金メダル獲れる”と伝えていく

林:
前回は金メダルがあんまり見えなかった、最初から見えなかったんですけど、今回は銀メダルを経験したからこそ鮮明に見えるものなので、…遠いですけど近くにあるのかなっていう風に思うので、本当に金メダル取れるっていう風に、私自身がしっかりみんなに言ってこう伝えていきながら良い練習内容でやれたらいいかなっていう風に思います。

Q.パリの予選では厳しい組となり、初戦がアメリカ戦。
林:

思っていたより今の所、何か楽しみなんですよね。私達をアジャスト出来てない1戦目ていうのが、逆に大きいのかなっていう風に思う。多分、でもアメリカも絶対試合中にアジャストしてくるんですけど、そのアジャストをも、超えられるような引き出しをみんなが持って戦えば、前の東京オリンピックでも『絶対日本と戦いたくない』という言葉を頂いて、それをもう1回言わせようっていう風に思っている。ただ、簡単な練習であったり、簡単な意気込みだと絶対勝てないので、やっぱり、それだけ練習して来たっていう自信をつけてその大会に挑めたらと、思います。

キャプテンとしてパリ五輪へ『苦しい時ほど楽しむ』明るい未来が先に待っていると考える

Q.その楽しみな日本チームとは…
林:

全然伸びしろがたくさんあるチームかなっていう風に思うので、完成するにはもう、多分試合中にいろいろ多分、出てくると思うのでそれも、私自身楽しみではありますね。(期待して欲しい点は)日本の速さであったり、苦しそうに見えるかもしれないですけど、絶対必ずシュートを決めるので、そこをしっかり見て頂きたいのと、1人1人体を張って守っている所、絶対皆さんにとって、パワーになれると思う。

『苦しい時ほど楽しむ』明るい未来が先に待っていると考える

Q.林選手自身はどこを注目して欲しい
林:

私は多分めちゃめちゃ…笑顔じゃないですけど、そういう雰囲気で絶対バスケしてると思うのでそこを見ていただきたいのと、3ポイントはしっかり決めます、絶対に。それ以上のプレーもできるように頑張ります。『苦しい時ほど楽しむ』です。苦しいときに頑張ってやる事で、私は成長できるっていう風に、もう今までもそうですし、これからもそれは変わらないと思うので、きつい場面とかきつい時ほど楽しんで、明るい未来が先に待っているという風に考えながらやっていきたいなっていう風に思います。

林咲希(はやし・さき)

1995年3月16日生 福岡県出身 精華女子高~白鷗大~ENEOS~富士通
身長:173cm シューティングガード
白鷗大ではインカレ・国体優勝。日本代表では19、21年アジアカップ優勝、21年東京五輪 銀メダルに貢献。24年はWリーグレギュラーシーズン初のベスト5選手(シューティングガード)に輝いた。コートネーム「キキ」は大学時代に名字が「木が2つ並んでいるから」というきっかけも入社を機に「“危機”を救う選手になる」という由来に。