3日夜以降もゲリラ豪雨に要警戒

広瀬駿 気象予報士:
3日も雷雲が発達中です。

実は、意外とこの時期、春の名残で上空に強い寒気が流れ込みやすいんです。地上付近では気温が上がっているので、その温度のギャップが生まれて雷雲が発達するということがたまにあります。

3日午後4時55分時点、特に雷雲が発達しているのが関東周辺です。

まず、群馬や栃木など北部辺りに大きな雷雲があります。あとは、東京23区の真上にも雷雲があるような状況です。

次々に雲が発達しているので、1回、雨や雷雲が去っても、また夜遅くにかけて雷雨が繰り返しになる可能性があります。

発雷確率の図を見ていきますと、3日夕方は東日本や東北で確率が高くなっています。昼間の気温の高さも雷雲の発達に影響するので、夜になって、どんどん気温が下がっていくと、雷の状況は4日朝、一旦落ち着きます。

ただ、4日の昼前になると、関東の北部の方からまた発雷確率が高まって、4日の昼過ぎ~夕方にかけて同じような状況が続きますので、4日も天気の急変に注意してほしいなと思います。

井上キャスター:
寒気が入ってくるのが、その温度差になるということですか?

広瀬気象予報士:
地上と上空の差が大きくなるというわけです。

最近、電化製品は雷の影響を受けやすいと言われています。省エネ化が進んでいるので、わずかな電圧の異常で壊れてしまうということも言われていて、それを「雷サージ」というんですが、「雷サージ」対策の製品を探してみるというのも対策の一つかなと思います。