新潟市中央区でおよそ500本のボトルワインを揃える飲食店「Wine Bar abe」の店主・阿部一博さんも、電気代の値上げに頭を抱えています。

「当店はワインバーなので、ワインセラーが4台あります。その他にワインサーバーが3台あって、これが24時間365日稼働しっぱなしなんですよ。その電気代が一番心配になるところです」

節電のためにワインセラーの設定温度を調節するわけにもいきません。

「ワインというのはすごく温度に対してシビアなもので、温度を変えることによって味が変わってきたりするので、設定温度を変えるというのは一切考えられない」

お店の電気代は夏が一番高くなるそうですが、このたびの電気料金の値上げで、2~3割程度増す見込みです。

材料費の高騰などで、1年ほど前に価格を改定したと話す阿部さんですが…

「今度光熱費が上がったからって、それを価格になかなか転嫁できないので、そこは自分で頑張れるようにしたいなと思います」