親と離れてしまった子ども…素早く放送で呼びかけ

 同じ時間帯の午後5時ごろ、ライフセーバーには緊張が走っていました。

 (ライフセーバー)「詳細教えてください。…迷子。保護」
 (ライフセーバー)「さっきの子かな?多分うちのスタッフ、大体子どもと親と見て覚えているので、その覚えている親をいま探しているのかもしれないです」
 保護されていたのは男の子。名前や年齢を聞き出し、素早く放送で呼びかけます。

 (放送で呼びかけるライフセーバー)「こちらは東監視員詰所です。現在○○くん、5歳の男の子をお預かりしています」

 保護して5分。無事、母親に引き渡されました。
 (ライフセーバー)「一番こわいのは捜索。親御さんが『うちの子がいない』と言うときは本当に緊張感が走ります。ひょっとしたら海で溺れている可能性もあるので」

 最後の最後に迷子を保護したものの、無事故で1日を終えることができました。

 (スタッフらに話すライフセーバー)「お疲れさまでした。切り傷1件と迷子保護の子。今後もうちで対応しないとだと思うんですけど、よろしくお願いします」

 3年ぶりに賑わいが戻った須磨の海。遊ぶ人に、見守る人、鍛えた人に、ケガをした人。いろいろな出会いがありました。