市の担当者は「空き家になる前に、管理を所有者・家族と話し合いを」としています。

ただ、実際に、問題に直面している人からすると、地方ならではの課題や事情も複雑に絡んでそう簡単ではない、という事情も透けて見えます。
周南市に実際にあった相談の内容です。
<相談1>
土地の所有者と家の所有者が別。誰の家であるのか分からず扱えない。
<相談2>
仕事などで、子どもは市外・県外に定住し、相続したくてもできない。相続したとしても、結局、管理が行き届かず、老朽化してしまう。
<相談3>
「気にかけていたが対策や対応が分からず、早めの相談ができなかった」。
<相談4>
「費用のことを考えてしまい、放置してしまった」
解決は簡単ではないことも伺えます。
周南市では、「気になることあれば、まずは相談を」と呼びかけています。