鈴木大地の継続力とは

試合が行われる日、全体練習が行われる一時間前。まだ誰もいない球場の中、大地選手は1人練習を始めます。練習メニューは決まって、ボールを外野まで飛ばす「ロングティー」。これが大地選手の試合日のルーティンにもなっています。

鈴木大地選手:
ロッテに在籍していた2018年だったと思うんですけど、すごく調子が悪くて。いろんな人と話しをしていたときに、このままだと終わるなって自分で思ったので、とにかく何か…、「自分自身でやるだけやってみようか」と思ったので、とりあえず練習前にロングティーをやろうと思ってやり始めましたね。

番組ディレクター:
基本的には試合がある日は全部ですか。

鈴木大地選手:
全部やっています。移動ゲームも全部やりましたし、雨の日は室内でやりましたし…、そこはちょっと自信持って言えます。やりました(笑)

番組ディレクター:
「きょうはやめようかな」と思う日はなかったのですか。

鈴木大地選手:
やり始めた最初の頃はありました。正直移動ゲームなんて全然時間ないですし、何かを削らないとできなかったので、めちゃくちゃ迷いましたけど、「とりあえずやってみよう」で始めて、やり切るしかないなと思ったので、続けています。
こういう話をたまにいろんな人とする時に「すごいですね」って言われるんですけど、そうなのかな?って。自分自身すごいとか、そういう感覚を持っていなかったので、続けることは、できる方なのかなって言われて感じることはあるんですけど。

鈴木大地選手:
野球をやめるまで、それをやらないっていう選択肢はないと思っているんですけど、野球が終わって、この練習をやめるときに「これだけやってきたんだな」と思えたらいいと思います。なかなか、結果に直結してるんですかって言われたら、わかりませんとしか言えないんですけど。でもやってきて良かったとここまでは思っているので、続けます。