7月以降も値上げ続く見通し
大規模な値上げラッシュとなった去年6月の3775品目に比べれば、値上げの品目は減っていますが、円安などの影響で7月以降も値上げは続くと見られています。
値上げの理由「円安」17ポイント増

値上げの要因で最も多いのは「原材料の高騰」ですが、「円安」を理由とする企業が前年よりも17.7ポイント増。
「人件費」も前年より16.9ポイント増えています。
電気・ガス料金も

値上げは食品だけではありません。電気とガスの料金も上がります。
政府の物価高対策による補助金が今月で終了することから九州電力の電気料金は450円増の7551円。
一方、西部ガスの標準家庭向け料金は95円増の6672円です。
医療費は初診料30円~730円増

さらに6月からは医療費も値上がります。
診療報酬の改定で、初診料は30円から730円増、再診料は20円から120円増加します。
3割負担の場合、初診料は最大で219円負担が増えることになります。
また、入院基本料も病棟の種類に応じて、1日当たり50円から1040円上がるほか、1食当たりの食事代も30円値上げされます。
診療報酬の改定について厚労省は、40歳未満の勤務医や看護師の賃上げのためと説明しています。