6月から電気料金が平均的な家庭で400円ほど値上がりします。物価の高騰が続く中での値上がりに、街の飲食店からは「本当に限界」との声も聞こえてきました。
3月→6月で電気料金は1000円以上値上がりの見込み 飲食店は節電に苦慮

東京・立川の飲食店「立川海鮮丼MONROE」は、新鮮な海鮮がウリのお店ですが、頭を悩ませているのが…

立川海鮮丼MONROE 高橋セイム 店長
「電気代が高いのと、毎月の支払い。日々かかるお金の支払いが危うい」
電気料金の値上がりです。
立川海鮮丼MONROE 高橋セイム 店長
「うちの場合、冷蔵庫が多い、魚を使うので。マグロだけ入れている冷蔵庫と、ほかのものを冷やすだけの冷蔵庫と一般の食品の冷凍庫と。電気がいたるところに多いので、削れるところは削るように努力するしかない。電気がなかったら営業できない。電気がすべて」

政府が物価高対策として続けてきた補助金は5月で終了。東京電力の場合、 標準的な家庭で6月の使用分から電気料金が400円ほど値上がりする見通しです。
こちらのお店でも、電気代の負担がさらに増えることに。外灯をこまめに消すなど、節電していますが…

立川海鮮丼MONROE 高橋セイム 店長
「照明はあまり早くつけない、電気代高いので。明るくなれば午後7時ぐらいになるまで、ギリギリまで5分でも10分でも粘っている。電気代が高くなるとみんな上がるじゃないですか。お米も『夏で冷やすので電気代上がるから』と言われた。本当に限界だと思いました」

“値上がりラッシュ”が続く電気料金。3月使用分7576円と比べると、6月は8930円と見込まれていて、1000円以上値上がりすることになります(※東京電力・標準家庭の電気料金の場合)。
街の人からは…
20代
「最悪。ちょっと厳しい」
「ここからエアコンを使い始めるじゃないですか。それで上がるというのが耐えられない。どこか削っていかないと」
50代
「(値上がりが)400円かなとは思うけど、1年とかだとやっぱり大きい、その差は。家にいる時間を減らすしか考えられない」














