伊藤匠七段の強さ「安定感がある、無駄がない」

その藤井八冠から「叡王」を奪おうしているのが、同学年の伊藤匠七段です。

(大石アンカーマン)
「伊藤匠七段の強さは?」

(杉本八段)
「安定感がある、無駄がない。形勢をリードして自然に勝ちきることが非常にうまい。現将棋界で藤井八冠に一番近い棋風なのが伊藤七段じゃないかと思う」

あす(31日)の叡王戦は、藤井八冠の苦手な後手番です。

(杉本八段)
「藤井八冠からすると後手番のときに少し苦労する感じがある。ただ一局通して考えたときに、将棋は最後までノーミスで行くことは、ほぼ不可能に近いので1回や2回ミスが出る。それをとがめることができれば、ひっくり返すことも可能」