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日本周辺で海水温が高まると、海からの水蒸気の供給量が増えて、雨雲がさらに発達しやすくなります。

 気象庁によると、日本海や北海道南東方や東シナ海、沖縄周辺海域における4月の海面水温が、解析値のある1982年以降で記録的な高さとなりました(5月25日現在。三陸沖では平年より6度以上高い)。

 向こう1か月の海面水温についても、日本近海は平年より高く、北海道南東方や本州東方などではかなり高いと予想されています。経験的に豪雨被害の多い九州以外の地域、たとえばふだん雨の少ない北日本でも、周辺の海が暖かくなり線状降水帯が発生するなど、集中豪雨が発生する条件が去年以上に潜在的にあるといえます。