水俣病の関係団体が環境大臣との懇談会でマイクの音が切られた問題を受け、環境省が設けた特別チームの目的について、木村敬(きむら たかし)熊本県知事が異議を唱えました。

木村敬知事「これから懇談を仕切り直し、やり方を見直して懇談をやっていこうという時によろしくない表現」

木村知事が「よろしくない」と指摘したのは、環境省が省内に設けた特別チーム「水俣病タスクフォース」の方向性についてです。

このチームは5月1日、水俣病の患者・被害者団体と伊藤信太郎(いとう しんたろう)環境大臣との懇談の場で、環境省の職員が団体側のマイクの音を切った問題を受けて設置されました。

その目的について伊藤大臣は、5月14日の記者会見で「現行法制のもとで1人でも多く被害者を救うため」と述べましたが、3日後にはトーンダウン。「改めて懇談の場を開催し、関係を修復すること」と話し、「被害者の救済」には言及しませんでした。

これを受け木村知事は、「話を聞くことだけが懇談会の目的と受け取られる」として、5月23日の環境大臣との面会で、懇談会では団体の要望に回答するよう要求し、伊藤大臣も同意したということです。