今年度、鹿児島県内からは8機のロケットが打ち上がります。JAXA=宇宙航空研究開発機構は27日、関係自治体に今年度のロケットの打ち上げ計画を説明しました。
これは、種子島の1市2町と肝付町などでつくる協議会で明らかになったものです。
JAXAは会議の中で、今年度のロケット打ち上げ計画を説明し、種子島宇宙センターからH3ロケットを3機、H2Aロケットを2機打ち上げる計画です。また、肝付町の内之浦宇宙空間観測所からは、イプシロンロケットの改良型「イプシロンS」と観測ロケット2機が打ち上げられます。
これにより、今年度はあわせて8機のロケットが鹿児島から打ち上げられることになります。
一方、来月打ち上げられるH3ロケット3号機に搭載される衛星「だいち4号」が、25日、種子島宇宙センターで報道陣に公開されました。
「だいち4号」は、夜間や悪天候時も地表を撮影することができる地球観測衛星で、現在運用中の「だいち2号」に比べ観測できる範囲が4倍に広がり、日本列島の観測回数も5倍に増えます。
災害時の状況把握だけでなく、地殻変動を細かく観測することで災害予測に役立てられる計画です。
(JAXA 有田誠プロジェクトマネージャ)「1号機で大変残念な結果になったので、今度の『だいち4号』は何としてでも軌道に届けたい」
H3ロケット3号機は、種子島宇宙センターから来月30日に打ち上げられる予定です。














