『スマートフォンケース』・『イヤホン』にもカビが生える

「スマートフォン」はお風呂で使う人も多いので元々湿気がたまりやすく、さらにポケットに入れたときに付着した埃や汗もエサになり、カビが発生しやすい環境になります。
目に見える汚れがなくても、ケースの内側など週に1回はアルコールでの掃除が必要です。

そして「イヤホン」は、耳に装着したときにつく「耳垢」がカビの栄養源に。

千葉大学 真菌医学研究センター 矢口貴志准教授:
イヤホンを長い時間使いますと、耳が密閉された状態になります。密閉された状態で湿度が高くなると傷口にカビが定着しやすくなりますので、もし外耳道などに傷があると、そこにカビが入ってしまう可能性があります。

カビ予防のためにイヤホンも掃除。細かいスピーカー部分やケースの中など、専用のお掃除グッズを使うと便利です。

『エコバッグ』は清潔に

毎日のように使う「エコバッグ」にも水滴や食べ物のカスが残っており、菌が繁殖しやすい状態になっています。食べ物を入れるものなので、注意が必要です。

矢口貴志准教授:
一部の青カビが毒を作る場合があり、食品に付いて私達が口にすると食中毒を起こす場合があります。

≪カビ予防のポイント≫
◆ドリップが出やすい肉や魚のパックや、結露しやすいペットボトル・牛乳はポリ袋に入れるなど汚さない工夫をする
◆使い終わった後はアルコールのシートで拭き、月に一度は洗濯をする

暑い時期に役立つ「保冷バッグ」も水滴がつきやすいので要注意。アルコールで拭き、その後乾いた布で拭くなどしてください。

『乾物』は冷蔵庫に入れる

「切干大根」や「干しシイタケ」などの乾物は湿気を吸いやすいので、これからの時期は常温保存ではなく冷蔵庫に入れるか、梅雨前に食べ切るのがおすすめです。

(ひるおび 2024年5月16日放送より)