講談社の雑誌「モーニング」で絶賛連載中の歴史マンガ「だんドーン」。アニメ・ドラマ化もされた警察マンガ「ハコヅメ」の作者で自身も元警察官の漫画家、泰三子さんの最新作です。

主人公は薩摩藩出身、「日本近代警察の父」こと川路利良(かわじとしよし)。

激動の幕末、西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀ら、クセの強い仲間達に隠れて、しっかりと仕事をした川路の半生を、コミカルとシリアスを織り交ぜながら描いています。

去年連載が始まると、またたく間に話題を呼び累計15万部超えの大ヒット。

人気沸騰中の「だんドーン」。漫画の魅力と川路利良の足跡を徹底調査します。
(本記事は2024年5月22日にMBCテレビ「てゲてゲ」で放送した特集を再構成したものです)

「桜田門外の変」ど真ん中にいた薩摩藩士

川路や幕末ゆかりの場所を回るのは、歴史は苦手なリポーター薗田彩と郷土史家の下豊留佳奈さん。

下豊留さんは、漫画「だんドーン」の制作に歴史監修としても関わっています。

最初に訪れたのは、あの歴史的大事件「桜田門外の変」(1860・安政7年3月)のど真ん中にいた薩摩藩士の生誕地。

鹿児島市高麗町のMBCから徒歩30秒。漫画のキーパーソンでもある有村雄助・次左衛門兄弟の誕生之地があります。

下豊留さん「桜田門外の変って聞くとどうですか?」
薗田「もちろん知ってます」
下豊留さん「そこにいた人です!」
薗田「そんな大事な人たちの生誕地が近くにあったとは…!」