触ると強烈なにおいを出す「カメムシ」。

今、全国各地で大量発生していて、「注意報」が発表されているところも。

(JAあいち三河 矢田友和さん)
「1、2、3、4…13匹。5月のゴールデンウイーク明けに、40匹ほど大量発生して」

ここは、愛知県幸田町のグラウンドの片隅。

県が、カメムシの発生状況を調べるためにわなを設置していて、5月24日は13匹のカメムシがわなに入っているのが確認できました。

東海3県では、愛知・岐阜・三重にカメムシ注意報が発表されています。

愛知県によりますと、4月16日から5月8日までに、幸田町の調査ポイントで確認されたカメムシの数は合わせて71匹で、同じ時期で比べると、過去10年で最多となっています。

いやなニオイだけでなく、農作物にも影響を与えるカメムシ。

カメムシの被害に遭った果物。

果汁を吸われるとくぼみができ、売り物にならなくなってしまうのです。

「筆柿」の全国有数の産地である幸田町。

(JAあいち三河 矢田さん)
「小まめに柿畑などに行き、目視だったり臭いだったりで、カメムシがいそうなときは早めに対処することが大切」

23日午後3時の時点で、愛知・岐阜・三重を含め全国27都府県に、カメムシ注意報が発表されるなど、果物農家を中心に警戒感が広がっています。

愛知県によりますと、去年秋に大量発生したカメムシが、暖冬の影響で冬を越せたことが要因ではないかといいます。

(JAあいち三河 矢田さん)
「農薬による防除が一番の対策になるかと思う」

みよし市のウメ農家でも…カメムシが「ただ来ないことを祈るだけ」

一方、こちらは愛知県みよし市。ウメの収穫がピークを迎えています。ことしは春先の気温低下などの影響で、収穫量が例年の半分の2トンほどになると見込まれています。

(あざぶ梅栽培振興協議会 塚本正邦会長)
「ウメの(花の)咲く時期に冷え込んだことで、受粉がうまくいかなかった」

収穫量の減少が懸念される中、「カメムシ」の被害も心配だといいます。

(あざぶ梅栽培振興協議会 塚本会長)
「実のなる時期で農薬散布することもできない。(カメムシが)ただ来ないことを祈るだけ」

ニオイだけでなく、農作物への影響も心配されるカメムシ…この先、どうなっていくのでしょうか。