日本バレーボール協会は9日、スロベニアとポーランドで行われる世界バレー(26日開幕)の男子日本代表14人を発表した。主将の石川祐希(26)や西田有志(22)など先月まで行われていたネーションズリーグで活躍した選手を中心に選出。新たに東海大の佐藤駿一郎(22)が加わった。

オンライン会見でフィリップ・ブラン監督は(62)「目標は主要な国際大会でファイナルラウンドに進出し続けること」と指揮官として初めて挑む世界バレーに意気込んだ。

先月のネーションズリーグ・準々決勝を左足首のけがで離脱してしていた主将の石川が復帰した。同大会で日本は石川や西田の強烈なサーブで相手を圧倒、9勝3敗と史上初となる5位の好成績をあげ、世界バレーでも期待がかかる。

主将の石川はけがの状況について「まだ練習には参加できていない状況で試合にベストで臨めるよう調整しているところです」とし、「しっかり予選を突破すること、ベスト8に確実に入る力があることを証明したい」と話した。

またミドルブロッカーの髙橋健太郎(27)が家庭の事情でチームを離れたため東海大の佐藤が加わり、大塚達宣(21)、髙橋藍(20)と共に現役大学生が3人となった。日本(世界ランク9位)は日本時間26日にカタール(同21位)、28日にブラジル(同3位)、30日にキューバ(12位)と対戦する。前回の世界バレーで日本は17位、1970年と74年の銅メダルが過去最高成績としている。


【世界バレー 日本代表14人】

■セッター
関田誠大(28、ジェイテクトSTINGS)175cm/71kg
大宅真樹(27、サントリーサンバーズ)178cm/77kg

■アウトサイドヒッター
高梨健太(25、ウルフドッグス名古屋)190cm/83kg
大塚達宣(21、早稲田大学4年)194cm/80kg
髙橋藍(20、日本体育大学3年)188cm/72kg
石川祐希(26、パワーバレー・ミラノ/イタリア)

■オポジット
宮浦健人(23、スタル・ニサ/ポーランド)190cm/87kg
西田有志(22、ジェイテクトSTINGS)187cm/89kg

■ミドルブロッカー
山内晶大(28、パナソニックパンサーズ)204cm/85kg
小野寺太志(26、JTサンダーズ広島)200cm/94kg
佐藤駿一郎(22、東海大学4年)205cm/95kg
村山豪(24、ジェイテクトSTINGS)192cm/82kg

■リベロ
山本智大(27、堺ブレイザーズ)171cm/69kg
小川智大(26、ウルフドッグス名古屋)176cm/67kg

写真は石川主将(左)、西田選手(右)