本格的な雨の季節を前に、姶良市の国道10号で大雨の際に遮断機を下ろし、通行止めにする訓練が行われました。
(記者)「ただいま職員によって、手動で遮断機が降ろされています」
鹿児島国道事務所は、国道10号の鹿児島市吉野町磯から姶良市重富までの11.3キロの区間では、降り始めからの総雨量が、200ミリを超えた場合などに、遮断機を下ろして通行規制を行います。
遮断機設置のきっかけは、死者・行方不明者が49人に上った1993年の「8・6水害」です。海と山に囲まれたこの一帯では、がけ崩れで道路が寸断され、ドライバーらおよそ3000人が孤立しました。
記憶を風化させないよう、23日行われた遮断機を操作する訓練では、若手職員を中心としたおよそ25人が参加しました。
(鹿児島国道事務所 坂元豊久副所長)「道路利用者が危険なところに入らないように、しっかりと通行止めできるようにすることが大事」














