今年2月の北京冬季オリンピック・スノーボード競技に出場した岩渕麗楽選手が8日、故郷の岩手県一関市で行われた報告会に出席し、熱戦を振り返りました。

 報告会は岩渕選手の出身地の一関市東山町で開かれ、市民およそ70人が参加しました。岩渕選手は2月に行われた北京オリンピックでスノーボード競技の2種目に出場し、ビッグエア決勝では女子選手では史上初めてという高難易度の技「トリプルアンダーフリップ」に挑みました。着地に失敗して4位に終わりましたが、果敢な挑戦は世界から称えられました。

(岩渕麗楽選手)
「メダルは取りたいと思っていたのですが、銅メダルや銀メダルではなくて1個(金メダル)しか考えていなかったのであの技を選んだ」

 トークショーで大技に挑む決断をした際の心境を語った岩渕選手は、挑戦することの大切さを強く訴えました。

(岩渕麗楽選手)
「挑戦することは怖くないよとか、失敗はマイナスではないことを伝えて、やりたいことに挑戦できることを伝えていけたら。伝えきれない感謝をできるだけ伝えていきたい。4年後は形に残るメダルで恩返しをできたらいいなと思います」

 2大会連続でメダルまであと一歩の4位入賞を果たした岩渕選手は、次のミラノ・コルティナオリンピックを見据えてトレーニングに励みます。