主に店舗などを対象にした冷凍冷蔵設備や空調設備の販売据付工事などを請け負っていた新潟市江南区藤山の『アイ・アール』が、5月14日に新潟地裁から破産開始決定を受けていたことがわかりました。負債総額は約1600万円です。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチでは販売不振が原因とみており、新潟県内で153番目の新型コロナウイルス関連の倒産になるということです。
2002年8月に設立された『アイ・アール』は、コンビニエンスストア店舗内の冷凍冷蔵庫の据え付けやメンテナンスなどを主力に、その他飲食店などの店舗用空調設備や冷凍冷蔵設備の販売据付工事を手掛けていました。
しかし、コンビニエンスストア業界の再編に伴う受注減少とあわせて、世界的な新型コロナウイルス禍の中で生じた半導体不足による電気設備関連の商品供給の滞りが影響して見積り通りに工事を進めることもできないなど、営業機会の損失が続いていたとみられています。
そのため、2023年6月期の売上高として約2800万円を確保したものの損益は営業赤字の状態で、資金繰りの限界から倒産を決断した模様です。














