第3クォーターは、覚せいした山崎が自信を持って放った3ポイントを連続で決めます。さらに、ここからギアを上げたエバンスがアグレッシブに攻めて、次々と得点。

それでも、名古屋が反撃。3ポイントを6本決められ、ついに逆転を許してしまいます。

1点リードされた第4クォーター、山崎がいきなり3ポイント決めて逆転すると、勝負どころでエバンスが次々と得点し、チームを鼓舞するこのダンク。一気に6点をリードします。

しかし、残り4分を切って、またもや同点の大激戦! ここで、再び山崎。ディープな位置からの3ポイントが決まり、ドラゴンフライズ、リード。

残り2分余り、エバンスが勝負どころでしっかりリバウンドを確保、その勢いで3ポイントを決めてリードを5点に広げると、その後もエバンスが立て続けにリバウンドを確保し、相手の攻撃を防ぎます。

とどめは山崎。3試合連続2けたの19点目は2ポイント。残り30秒余りで決定的な7点差をつけた広島ドラゴンフライズが逃げ切って、球団創設10年で初の快挙、チャンピオンシップファイナル進出を決めました。(名古屋D 73-79 広島)

喜ぶ選手たち
「1・2・3、勝ちじゃけー!」

広島ドラゴンフライズ 中村 拓人 選手
「いやあ、ファイナルですね。本当にこのチーム、最高ですね。まだ来週もあるので、朝さんや良さん、いろんな人のために全力でがんばりたいと思います。レッツゴー、ドラゴンフライズ!」

船生誠也 選手
「・・・」

ドウェイン・エバンス 選手
「疲れた。危なかった」

朝山正悟 選手
「本当になかなかゆっくりさせてくれない。でも、最高ですね。これで横浜行けるし。シーズン始まる前に『最高の景色が見れたら、こんな幸せなことはない』と言ったとおり、最高の景色を見るチャンスがもう目の前に来たので取ってきますよ。いえー!」

カイル・ミリング ヘッドコーチと加藤&西谷アシスタントコーチ
「ツー・モア・ウイン(あと2勝)」

名古屋のファンたち
「広島、広島」
「何が何でも勝って来いよ」

広島のファンたち
「名古屋、最高。ありがとう」
「1・2・3、ファイナルも勝ちじゃけ-」

  ◇  ◇  ◇

坂上俊次 アナウンサー
このことの重大さ、わかりますか。