5月17日、自転車に関する法律が改正され「反則金制度」いわゆる青切符の導入が2026年までに始まります。これを前に、まず今のルールを守ってもらおうと熊本県内では、一斉取り締まりが行われました。

20日、県内31か所で一斉に行われた自転車の取り締まり。自転車のマナー向上や事故防止が目的です。

取り締まりの結果、走行中の大音量でのイヤホン使用による摘発が5件。交差点の一時不停止や並んでの走行など、あわせて332件の警告・指導を行ったということです。

記者「再来年にも自転車の交通違反にいわゆる青切符、反則金が求められるようになります」

5月17日に成立・可決した改正道路交通法によると、信号無視や一時不停止、スマートフォンの「ながら運転」など、約110種類の違反行為が青切符の対象となります。

取り締まりの対象は16歳以上で、反則金の額は5000円~1万2000円と、原付バイクの反則金と同額になる見込みです。

街ゆく人の反応は。

ーー自転車で危険な経験をしたことは?

「ぶつかられそうになった。(相手が)イヤホンをしていて、こっちの音に気付いてなくて」

「事故も増えているから厳しくなった方がいいと思う」

ーールールが厳しくなることを知っていますか?
「わからないです。知らないです」
「(ながら運転の反則金目安は1万2000円)そうなんですか?やば、めっちゃ高い」

「厳格化の前にもっと周知されるべきだと思います。周知されないのに厳格化されても、そもそも知らない人が多すぎるから。まずは周知が先かなと」

その他、飲酒運転についても厳格化されました。

今後、警察庁が取り締まりの運用指針を定め、都道府県警がその指針をもとに具体的な取り締まり行為を定めていきます。

熊本県警本部 交通指導課 松本武揚さん「取り締まりで事故防止もあるが、自転車利用者がルールを学んでいただいて安全利用をお願いします」