各地で山開きが行われ、本格的な夏山シーズンを迎えています。一方で、遭難など山の事故にも注意が必要で、登山を安全に楽しむポイントについて専門家に聞きました。
登山届提出の徹底を
例年より1か月以上早く山開きを行ったくじゅう連山。連日、県の内外から多くの登山客が訪れています。
(登山客)「景色が凄いのが楽しみで来ました」「植物を見るのが好きなのでゆっくり観察しながら登れるのが楽しい」「ストレス解消になる」

本格的な登山シーズンを迎えた一方、注意が必要なのが遭難です。大分県警によりますと、県内では2023年までの5年間の遭難件数は216件。このうち、登山届を提出していた人は3割にとどまっています。

(県警生活安全部 萩尾伸司部長)「遭難事案になった時に救助に向かう地点の特定や、早期発見・救助に繋がりますので事前の提出をお願いしたい」
県警はアプリ会社と連携していて「ヤマップ」や「コンパス」からでも登山届が提出できます。アプリには登山ルートや時間などの計画を立てられるほか、GPS機能もついていて、万が一の際にも救助活動にいかされます。