江戸屋商店 武川昌生店長:
「価格に転嫁でき辛いとか採算が合わないからという形で製造を中止しようかなんていう話も聞くようになった。売れていましたよ、大人気でしたよ、というものが(製造を止める)ことが多かったので、寂しかった」

小さい企業や、大量生産していない良い商品が価格高騰に耐え切れず生産中止になる現状を間近に感じてきました。

こうした状況は食品を製造する江戸屋商店自身も他人事ではありません。

武川店長:
「1つのカップに3150粒ぐらいのゴマが入っている。このゴマがトントントンと上がって…」

看板商品は手作業で仕上げる「ごまどうふ」ですが、そのゴマの値上がりが止まりません。

武川店長:
「値段が上がった2か月後に再度値上げの通知が来るというのが、この2年ぐらい続いている。99%くらいは輸入なので円安も重なって1.5、6倍に跳ね上がった」