パリ五輪出場権をかけた最後の戦い、ネーションズリーグで、開幕から2連勝と幸先の良いスタートを切った女子日本代表。17日に行われるドイツ戦について、2012年ロンドン五輪で主将を務め日本の28年ぶりの銅メダル獲得に貢献した荒木絵里香さん(39)は、自身と同じ「ミドル陣に期待したい」と話す。

佐藤文康アナウンサー:ネーションズリーグ・第2戦、日本はブルガリアに(3-0で)勝ちました!連勝です。ナイスゲームでしたね。

荒木絵里香:圧勝ですね。雰囲気がいいですよね。

佐藤アナ:雰囲気がめちゃくちゃ良くて。あのインタビューの皆さんの表情。

荒木さん:いい顔してました。かわいかったです。

佐藤アナ:ブルガリア戦の試合を振り返っていただいて、改めていかがでしょうか?

荒木さん:もう本当に出た選手がみんな活躍してましたし、林(琴奈)選手の攻撃がすごく効果的だったなというふうに思いました。※林選手はチーム最多14得点

佐藤アナ:どんなところが良かったですか?

荒木さん:(トルコ戦では)そこまでは目立たなかったんですけど、今日はもうライトからレフトから、バックアタックも含めて、コート9m幅でどこからでも林が来るみたいな状況が多かったので良かったですね。

佐藤アナ:そして、黒後(愛)選手の復活のポイント。

荒木さん:サービスエースを取りましたね。

佐藤アナ:取りましたね。3年ぶりの代表のポイントです。

荒木さん:「お帰り、愛」って感じでしたね(笑)

佐藤アナ:どんな気持ちになりました?

荒木さん:本当にいろいろあったと思うんですね。彼女もいろんな葛藤を乗り越えて、今このコートに戻ってこれたっていうところで。本当に嬉しいですし、ここからまた始まりだと思うので、さらに期待したいですよね。

佐藤アナ:東京五輪があって、休養があって、実家に帰って2か月間、誰とも連絡を取らずにいたというところから復活を果たした。Vリーグで途中出場があってとか、そこからの復活ですから、この3年間の思いが詰まってるような得点に見えましたけれども。

荒木さん:そうですね。またここからさらに良くなっていくと思うので、楽しみでしかないですよね。