陸上のトワイライト・ゲームスが7日、横浜・慶應義塾大学日吉競技場で行われ女子800mで田中希実(22)が2分04秒14の大会記録で優勝した。

先月、開催された世界陸上オレゴンで800m、1500m、5000mと3種目に挑戦した田中。世界陸上後、初となったレースはスタートから飛び出すと1周目(400m)を60~61秒ほどで通過、ぐんぐん2位以下を引き離し、一度も先頭を譲ることなくゴール。貫禄のある余裕な走りで2分04秒14の大会記録で優勝した。

レース後、田中は「世界陸上では早く1周目を入ることができたので、このスピード感を自分だけでも体現できたらいいなと思い、出場しました」と大会に出場した理由を語った。そして「世界陸上で悔しい思いをしたので、少しでも世界のトップに近づけるようにしたいと思います」と話した。世界陸上で田中は800mで予選敗退、1500mは準決勝敗退、5000mは12位という結果だった。

世界陸上後、初のレースに「世界陸上から帰ってからはあまり練習、トレーニング的なことはしてなくて、1日1回ジョグするくらいで、2週間くらいつないできたので、今日は今からトレーニングを再開する状態確認であったり、世界陸上で感じたスピード感をもう一度思い出すことを意識した」と振り返った。

(写真は6月のレース時)