この映像は、今週月曜日の夜、山形県鶴岡市の住宅街に現れたイノシシをとらえたものです。
なぜ街中に現れたのか。イノシシの生態に詳しい市の担当者に話を聞きました。

「やばっ」
こちらは、今月13日の午後9時ごろに目撃されたイノシシ。
撮影者に向かってくるような素振りを見せています。撮影者は、高さ1メートルほどの植え込みに逃げてケガはありませんでした。
目撃現場は鶴岡市みどり町の鶴岡市中央公民館付近。山からは遠く離れ、近くには多くの住宅が立ち並ぶところです。

一体、なぜイノシシは住宅地にあらわれたのか。
鳥獣対策を担当する鶴岡市の白幡さんと小野寺さんです。
鶴岡市農山漁村振興課 小野寺レイナさん「明らかに人を意識してますもんね。
割と興奮しているんじゃないか。若いオス…顔がなかなか見えないが口の所が膨らんでいるのでオスの可能性がある。一頭でいるということもオスの可能性が高い」


市によると、2016年にイノシシの目撃があってからその件数は年々増加していて、
食害の報告もサルに次いで2番目に多いのだそう。

こちらは、食べ物を探した跡でしょうか。農業施設への被害も起きているということです。
2人によりますと、この時期にイノシシが目撃されるのは珍しいとのこと。