弘幸さんは営業時間が終わる間際まで窯の番をします。

桑澤弘幸さん:
「これで真ん中に集めて、消えるまでこのまんまです」

夜9時半、最後のお客さんを送り出して桑の湯の1日は終わりました。


桑澤弘幸さん:
「今日も安心安全だったっていうのが一番ほっとするところです。1日1日がカウントダウンといいますか、その日に向かっているわけで、ちょっとずつ寂しさはあるんだけど、この後1か月半、お客様に楽しんで、何かホカホカな気持ちになって帰っていただきたいなと思ってます」

時代の流れとともに一つひとつ灯(あかり)が消えてきたまちの銭湯。

弘幸さんは6月30日の最後の営業日まで、変わらぬ気持ちでお客さんを迎えたいと思っています。