ドジャース大谷選手の元通訳・水原一平被告の事件で注目を集めている「ギャンブル」。おととし、山口県阿武町が誤って振り込んだ4630万円をネットカジノに使ったとして、罪に問われている田口翔被告も、ギャンブルで人生が大きく変わりました。
田口被告はテレビ山口の取材に応じ「依存症によって、大切な関係を失ってしまったとしたのならとても悲しいと思う」などとコメントしました。
水原一平被告は、大谷選手の口座から約26億円を不正送金した銀行詐欺など2つの罪に問われています。アメリカで行われている審理では罪状認否が行われ、水原被告は起訴内容について無罪を主張しました。
この事件で注目を集めているのが「ギャンブル依存症」です。おととし、阿武町が誤って1人の住人に4630万円を振り込みました。その金をネットカジノで使ったとして、電子計算機使用詐欺の罪に問われているのが田口被告です。
「自身の問題によって、一度全てを失うのではないかという状況に陥った」と、事件を振り返った田口被告。テレビ山口の取材に対して「ギャンブル依存症」について個人の見解は差し控えるとしつつも、書面で次のようにコメントしました。
「水原一平さんが、もしギャンブル依存症によって、やりがいのある仕事や、大谷翔平さんとの大切な関係を失ってしまったとしたのなら、とても悲しいと思います」
控訴審判決を来月11日に控え、田口被告は「自身のした事と向き合いたいと思います」と心境を語りました。
ギャンブルなどの依存症問題の関心と理解を深めるために、今月14日から20日までは「ギャンブル等依存症問題啓発週間」に定められています。
※田口被告の弁護士によると田口被告はギャンブル依存症ではありませんが、テレビ山口はギャンブル依存症の防止につなげられたらと取材を依頼しました。