女性に性的暴行を加えたなどとして不同意性交等致傷の罪で逮捕・起訴された、元宮崎市議会議員で「スーパークレイジー君」として知られる西本誠被告の裁判員裁判が16日から始まります。

裁判は、事件の事実関係について争いはなく、量刑が争点となる見通しです。

去年4月の宮崎市議会議員選挙で2番目に多い票を獲得して初当選した西本誠被告。

(西本誠被告)
「常に見られていると危機感を持って今後は行動、活動してまいりたいと思います」

しかし、その5か月後の去年9月、西本被告は、知人女性を宿泊施設に無理やり連れ込み性的暴行を加えるなどしたほか、女性が逃げる際に階段から転落しけがをさせたなどとして不同意性交等致傷の罪で逮捕・起訴されました。

去年12月、保釈された際には…

(西本誠被告)「このたびは本当に申し訳ございませんでした」

そして、今年2月、西本被告は宮崎市議会議員を辞職しました。

事件からおよそ8か月、西本被告の裁判員裁判は16日から始まり、今月24日に判決が言い渡されます。

西本被告の弁護側によりますと、事件の事実関係についての争いはないとし、量刑が争点となる見通しで、弁護側は逮捕、起訴による社会的制裁を受けたなどとして情状酌量を求める方針です。

裁判の行方が注目されます。