水道は利用できるようになったが…「井戸水は冷たい水だった」

すでにJR東海が対策工事を行い、水道は利用できる状態になりましたが…

(瑞浪市民)
「井戸水は夏場に仕事終わって、手を洗うと冷たい水だった」

また、異変は井戸以外にも…

(住民)
「(これまでは)水が張っていて、濁った水だったので底が見えなかった」

ひび割れた土の上に薄く水が張ったこのため池、一時、完全に水が枯れ、干上がった状態だったといいます。

(住民)
「びっくりした。生活に影響がなければいいなと」

こうした異変は、トンネル掘削工事が影響しているとみられ、JR東海が市内の井戸やため池などあわせて32か所を調べたところ、14か所で水位の低下が確認されたということです。

この事態に瑞浪市の担当者は…

(瑞浪市 企画政策課 工藤雄一課長)
「水は大きな問題だと市としても認識している。地元住民の話をよく聞いていただき、要望に沿った対応をJRにはお願いしたい」

JR東海は5月13日、住民説明会を実施。

応急処置として、水位が下がった井戸を持つ家庭に対して、上水道に切り替える工事を進めるなどの対応にあたっていて、市も岐阜県などと連携して情報収集にあたっています。