“核使用”ちらつかせるロシア 軍縮をめぐっては足踏み状態?
藤森キャスター:
ガザ情勢と同時にもう一つ、私たちが考えなければいけないのはウクライナ情勢です。
ロシアが軍事侵攻を開始してもう2年以上が経つなかで、ロシアのプーチン大統領は、核兵器の使用についてもちらつかせています。軍縮部門トップの中満さんにぜひ伺いたいのですが、こういったロシアの姿勢はどうなのでしょう?

国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉さん:
ロシアも含めてですが、核兵器の威嚇というような形で、核の使用の規範を傷つけかねないような発言は、やはり許されることではないと強く思っています。
いろんな国がそのことをいろんなところで、たとえばG20の枠組みのなかでも、核の威嚇は許されないというようなことを、きちっと書き込む形で反応を示しています。
核の不使用の原則というのを、きちっとこれからも維持していかなければいけない。広島と長崎を最後の地にしなければいけないと、ある意味確認をすることが、非常に重要なのだろうと思っています。
小川キャスター:
こうした発言も出てしまうなかで、核軍縮をめぐっては足踏み状態になってしまっているのではないですか?
国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉さん:
そうですね。足踏み以上に、もっというと、もしかすると軍拡の方向に進みつつあるといっても過言ではないと思います。
今の状況は非常に私も憂慮しており、これをなんとか反転させて、まずはそのリスクを軽減していくこと、不使用を必ず守っていくこと。
そこから今の状況を反転させて、対話に戻って、いかに核軍縮を進めていけるのかということ。これはみんなの安全保障に関わる問題なので重要なポイントだと、何回も何回も、私たちの方からはメッセージを発信しています。
小川キャスター:
こうした争いを解決に向かわせることで期待されているのが国連のさまざまな機能なわけですが、街の皆さんは国連にどんな印象、どんな期待を持っているのでしょうか。

30代
「国連って何をやっているんだろう」
60代
「国連ですか?なんか中途半端だなと。もうちょっと介入してもいいんじゃないか。あれだけの犠牲が(戦場で)毎日毎日出ているので」
20代会社員
「国によって考え方・文化が違うので、全部の国が完全に一つにまとまるのは難しいだろうなと」
70代
「国連の機能はいま停止してしまっている。拒否権の乱用でみると、みんなそれぞれの思惑で乱用しちゃっている」

50代会社員
「アメリカと中国が対立関係にあるので、北朝鮮の問題を国連の場で解決するのは難しい。議論できる場がなければ、対立構造にしか陥らなくなってしまう。そういう意味では国連は無駄ではない」














