政府日銀 円安対応に苦慮 「無視→注視」に軌道修正!?

今週もじりじりと円安が進行するなか…

鈴木俊一財務大臣:
必要があれば、適切な対応を堂々と取っていきたい。

と、鈴木財務大臣が発言。経済界からは日本商工会議所の小林会頭からこんな意見も…。

日本商工会議所 小林健会頭:
堂々と通貨操作をやればいいのであって、国の通貨はどうあるべきかということをもう一度よく考えようよと。

4月26日、金融政策決定会合後の会見で「基調的な物価上昇率への影響は無視できる範囲だったという認識か?」という質問に対して、「はい」と答えた日銀・植田総裁。この発言が円安を容認したと受け取られた植田総裁は、5月7日以降、軌道修正を迫られた。

日銀 植田和男総裁:
為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっているという面、あるいはリスクがあるということは意識しておくべき。最近の円安の動きを十分注視していくところ。

「円安無視」から「円安注視」へ。政府日銀の次の一手が注目される。