愛知県小牧市にある美容専門学校が突然、5月末で閉校することがわかりました。

夢や希望を胸に入学したばかりの生徒や保護者たちは「なぜこのタイミングなのか」という思いと学費のほとんどが返金されないことに憤っています。

なぜ、こんな事態になったのかを取材しました。

「令和6年5月末日をもって学校運営を停止することになりました」と書かれた文書。

5月末で閉校するのは小牧市の「愛知中央美容専門学校」。

2004年に開校し、現在は美容師などを目指す生徒86人が通っています。

学校によりますと、2023年9月に運営元の「愛知中央美容協同組合」に出資していた2つの会社が、経営悪化のため相次いで破産手続を開始。

運営元はスポンサーを探しましたが見つからず、閉校を決めたということです。

しかし、閉校が保護者に知らされたのは5月9日の保護者説明会でした。

(2年生の生徒の母親)
「親会社の倒産が分かっているのであれば、3月で閉校措置をとってくれれば良かったのですが、そういう話もなく突然だったので」

こう話すのは、娘をこの学校に通わせる母親。

ことし3月に1年分の学費50万円を払いましたが、代理人の弁護士によると返金されるのは5万円だけです。

(生徒の母親)
「やるせない気持ちというか、子どもが一番かわいそう。頑張って通ってたのに」

ことし入学した生徒についても、すでに支払った入学金や授業料など合わせて105万円のうち返金されるのは5万円のみです。

希望する生徒は、6月以降に別の美容学校に転校することができると学校側は説明します。しかし…

(2年生の生徒の保護者)
「(転校先で)免除されるところも多少あるが、授業料など、その分払わないといけない。(授業料など)安いところで40万、50万。高いところで100万以上」

学校側の対応に怒りがこみ上げる保護者たち。

CBCテレビの取材に対し、学校側は代理人の弁護士が文書で、こう回答しました。

(回答の内容)
「このような事態は到底許されることではなく、いくら謝罪してもしきれるものではありません」

そのうえで「事業を継続できないと分かっていながら、入学金・授業料の支払いを求めた事実は一切ない」とコメントしていますが、保護者によると納得できる説明は今ところないということです。