青森県むつ市脇野沢の野猿公苑では、国の天然記念物に指定されている「北限のサル」が出産シーズンを迎えています。

母ザルの胸にしっかりと抱きついたり、気持ちよさそうに寝ていたりするのは「北限のサル」の赤ちゃんです。他のサルとは違い、黒っぽい毛色が特徴で、5月10日までに誕生が確認されました。

サルを飼育している野猿公苑の職員によりますと、サルの赤ちゃんは今シーズン、これまでに3頭産まれているのが確認されたということです。

赤ちゃんは、時折、母親と離れては草木を食んだり、好奇心旺盛に動き回ったりしていて、訪れた人たちは、その可愛らしい仕草を写真に収めるなどして楽しんでいました。

北海道からの観光客は
「赤ちゃん見てーお母さんこっちみてー」
「ちょうど赤ちゃん産まれた時に来られてよかったと思って。ちょっとあんまりはっきりとは見えないですけど、小さくて可愛いですね」

野猿公苑によりますと、サルの出産シーズンは6月いっぱいと見られていて、この先も数頭ほど誕生する可能性があるということです。

※赤ちゃんサルの可愛らしいあくびシーンなどは【詳しく写真を見る】のリンクからご覧いただけます。