太陽は今「非常に強い活動期」 過去には大規模停電が発生

―――なぜ今、太陽の活動が活発になっているのでしょうか?

 「なぜというところを本当に踏み込むと、まさに研究の最先端、よくわからないという話ではあるんですが、基本的には、観測的に知られていることとしては、だいたい11年ぐらいの周期で太陽活動が活発になったり不活発になったりというのを繰り返しています。太陽活動が活発になるっていうのは、表面に非常に大きな黒点がたくさん出てくるような感じになるんですけれども、この太陽表面の黒点に溜まっている磁石のエネルギー、磁気エネルギーによって爆発が起こる、それがフレアになるというものなので、今非常に強い活動期に入っているということで、大きなフレアが頻発しているということになりますね」

―――今回の爆発は最大規模ということで非常に大きくなっているということなんですね?

 「今まで観測された中ではかなり大きい方の規模ではあります。今、活動のピークがもうしばらくしたら来るぐらいの感じだと考えられていて、だから来年再来年もう少し、これぐらいの活動が続く可能性が高いと思われます」

―――毎日放送がある大阪・茶屋町でもオーロラが見える可能性はありますか?

 「可能性はあります。ただ、やっぱり空が暗いところでないと。オーロラは基本的に光が弱いので」

―――過去の太陽フレアの影響についてですが、1989年にはカナダ・ケベック州の全域で大規模停電が発生し、9時間復旧しませんでした。2001年には航空機と成田空港の間で2時間にわたり通信障害があったということです。また、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士は被ばくするリスクがあるということですが、地球にいる人の体への影響については?

 「紫外線の影響はあり得るんですけれども、その辺は基本的には地球の空気が守ってくれているので。この地球の空気で反射したり吸収したりという作用があって、そういう意味ではその光での直接的な影響は大きくはないはずです」