スニーカーは1万円近く値上がり

末永万智アナウンサー「古着のシャツやスニーカーなどを取り扱っているこちらのお店では、ほとんどの商品をアメリカから仕入れているということです」

福島市にある輸入古着などを扱うお店。「安くて買いやすい」というイメージだった古着が、円安の影響で気軽には買えないものになってきているといいます。

TRUNK23・岩井一人さん「前は安くて何点かまとめて買っていく方がいたんですけど、価格が上がると吟味して1点だったり、手に取る数が減っている気がします」

例えばこちらのスニーカー。4年ほど前には3万4000円だったものが、今では4万2900円と、9000円ほど値上がりしています。他にも古着のシャツなど、ほとんどすべての商品が1.5倍ほど値上がりしているということです。

以前はアメリカに直接仕入れに行っていた岩井さん。渡航費が高いため、商品を輸送で仕入れる方法に変えました。

岩井さん「経費を商品(の値段)に乗せないといけなくなってくるので。自分で商品を選びたいっていうのは本音であるので、もどかしい気持ちはありますけど」

岩井さん

大きな影響を与えている「円安」。それでも、店では価格が上がりすぎないよう少しでも安い時期にまとめて大量に仕入れるなど試行錯誤をしながらの経営を続けています。

岩井さん「ネット環境での販売だったり、そういうところに力を入れて、ちょっとでも右肩上がりにできるようにしています」

このまま急激な円安が進むと、さらに私たちの生活にも影響が出てきます。円安はいつまで続くのか、いまも見通せていません。