自民党の裏金事件を受け13日、自民党本部が地元議員と意見を交わす座談会を新潟市で開きました。平井卓也広報本部長は「今、解散総選挙をしたら自民党は負ける」と述べ、政治刷新を行動で示していく必要性を強調しました。
自民党新潟県連に集まったのは、党本部から平井卓也広報本部長ら2人と、県連からは岩村良一幹事長ら12人です。

【自民党本部 平井卓也 広報本部長】
「今、解散総選挙をしたら自民党が負けると。来年の10月まで衆議院の任期があるわけで、我々はやっぱり自民党が今の置かれている状況をちゃんと対処できるというところを国民に見せない限り選挙に打って出るべきではないだろうと」

この車座対話は自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて自民党本部が開いているもので、党の政治体制をどう刷新していくかについて意見が交わされました。

裏金事件をめぐっては、収支報告書の不記載で自民党の現職の国会議員3人を含む10人を立件。

さらに保守王国・島根で行われた4月の衆議院補欠選挙では、立憲民主党の候補に歴史的敗北を喫しました。

座談会は1時間ほど行われ、参加した新潟の県議からは厳しい意見があがったということです。
【自民党県連 岩村良一幹事長】
「コアな支持層が地方としても離れているといった意見もきょう多々出ました。選挙をやっている場合ではないと、時間についても相当かかるのではないかといったことも私も申し上げました」

【自民党本部 平井卓也広報本部長】
「自民党の説明責任が十分果たせていないことと、座談会自体が場当たり的な対応が続いているのではないかというようなことを厳しく言われました。もう自民党に対する幻滅というか、厳しいという声が非常に今大きいと。解散総選挙は今やるべきではないというのは共通の認識だと思っています」

平井広報本部長らは全国をまわり、地方議員から政治刷新について意見を聞いていくとしています。














