能登半島地震で棚田に亀裂が入るなどの大きな被害を受けた石川県輪島市の観光名所・白米千枚田で11日、田植えが始まりました。

日本海に沿って1004枚の田んぼが階段状に広がり、世界農業遺産にもなっている白米千枚田。


元日の地震により全体の8割が被害を受けましたが、残った田んぼを中心に地元の生産者たちが先月から田植えの準備を進めてきました。


(白米千枚田愛耕会・白尾友一)会長
「ここまで来られるとは思っていなかった。」

ことしは全体の1割ほどの120枚の田んぼで米づくりが行われる予定です。千枚田では全国からオーナー会員を募っていて、現在は277組が登録しています。11日は、約50人が苗を植えていきました。


(奈良から訪れた女性)
「以前のように観光客に来てもらえたら」」
(神奈川から訪れた男性)
「状況は大変だが、こういうことができるのが第一歩。日常を取り戻すにはとてもいい」

白米千枚田愛耕会・白尾友一代表


(白米千枚田愛耕会・白尾友一代表)
「ありがたい。今年よりもまた来年これ以上にもっとみんな頑張っているんだなという千枚田を見せたい」

来週末には市民を対象とした田植えも行われ、稲刈りは9月中旬を予定しているということです。


輪島市では日中、気温が27度まで上がる夏日となり、汗ばむ暑さの中、参加者は復興への一歩となる作業に励んでいました。