「人間の血が流れてない、その結果が5月1日にはっきり出たと思います」
「話を聞こうという姿勢がない」
「マイクを切るのが当然ってそんなことでは済ませられない」
水俣病不知火患者会の岩崎明男会長がリモート画面越しに怒りを込めて叫ぶ。

今月9日夕方、国会内で行われた立憲民主党主催のヒアリングには、被害者を代表して上記の岩﨑会長がオンラインで参加。

懇談を開催した環境省からは、当時の会を進行していた環境省の木内哲平環境保健部企画課特殊疾病対策室長、神ノ田昌博環境保健部長らが出席した。

立憲民主党の国会議員らは環境省側へ問い質す。「なぜしっかりと時間をとって被害者の声を聞かなかったか」、「大臣もマイクがオフになっていたのは認識していたはず」などと指摘していく。

また、今月1日の懇談が問題化して1週間も経ってから大臣の謝罪に及んだことは、『遅きに失している』と批判した。