山形県の酒田港と福岡の港を結んで貨物を運ぶ新たな定期コンテナ航路が開設され、きょう酒田港に、そのコンテナ船が初めて入港しました。

港に近づく一隻のコンテナ船。日本海側の航路を使って貨物の運送を行うコンテナ船「みわ」です。

酒田港は韓国や中国と結ぶ、定期コンテナ航路が週2便就航していますが、国内に貨物を輸送する「内航航路」が開設されるのは初めてです。


内航航路は、酒田港と北九州市の門司港や博多港を結んでいます。

海での輸送という選択肢が増えることで、物流の2024年問題の解決策として期待が高まるほか、国際拠点港湾の2つの港を通じて中国南部や東南アジアなどへの国外輸送も可能となります。

コスコシッピングラインズジャパン 喜多正樹 取締役社長助理「冬場はなかなか大型のトレーラーが県の東部や南部から到達しづらい状況があるので、そこの整備が今後進んでいくと聞いているので、酒田港での貨物の集積は徐々に高まっていくのではないか」