日本銀行鹿児島支店は9日、鹿児島県内の景気について「ゆるやかに回復している」との見方を示しました。
(日本銀行鹿児島支店 服部良太支店長)「家計の節約志向の高まりから下押し要因を指摘する声もあるが、全体として景気回復のモメンタム(勢い)は引き続きしっかりとしている」
日銀鹿児島支店は9日、県内の景気について「ゆるやかに回復している」との判断を11か月連続で維持しました。
7つある個別項目のうち、唯一「公共投資」については、先月の「増加している」から「大幅に増加している」に変更しました。背景に、馬毛島基地や奄美大島で進む自衛隊関連の工事で、国からの発注が増えたことを上げています。
「観光」は、「ゆるやかに回復している」を維持しました。新型コロナの5類移行後、初めてとなった今年の大型連休に観光客が増えたとみて、全国旅行支援で盛り上がった前の年と同じ水準です。
「個人消費」のうち自動車販売に関しては、一部メーカーの出荷停止の影響が少なくなり、新車登録台数が増えつつあるということです。














