生産農家も「苦境」の中、「米粉需要増加に期待」

倉敷市の米粉普及の取組みは、先月の市長選挙で再選した伊東市長の公約にも掲げられています。目標は、米粉利用の普及促進による地元産米の消費拡大や地産地消の推進です。

倉敷市真備地区の約9ヘクタールの田んぼで米作りを行う、小林英樹さんです。現在、円安による肥料や燃料の高騰など厳しい経営が続く中、小林さんは新たな消費につなればと米粉普及の取組に期待を寄せます。

(米生産者 小林英樹さん)
「生産量をもっと増やせたり、米の単価が増えれば色々な面で助かりますし、そういういろんな米の利用をどんどん増やしていただけたら、農家のほうも助かると思います」

(倉敷市農林水産課 武和幸さん)
「米粉の製粉事業とかですね、こういったものをたくさんの方にご利用いただいて米粉をたくさん使っていただく、そういう中で倉敷市産のお米をたくさん食べていただく、消費していただくことで地産地消を推進していきたいと思っております」

地域の水田を守り、食料自給率の向上にもつながる米粉の普及に向け、倉敷市の取組みが続きます。