愛する牛とともに磨いてきた強さ
■眞榮里優翔
「相撲に似ているなと思って、牛も必死で戦うので、1対1で。そこに魅力を感じて。必死さにほれました」
出会いは小学2年~3年生の頃だったという。
■眞榮里優翔
「相撲の大会が終わった後に、牛が乗ったトラックが通ったのを見て。自分が元々動物が好きなので、闘牛大会に行きたいとお父さんに言って」
好きが高じ、実家の浦添市から牛舎のあるうるま市に通いつめ、小学生の頃から牛の世話をしてきた。
トレーニングも牛と共に積んできた。
■眞榮里優翔
「砂浜のトレーニングとか坂道とか、まあいろんなもの」
(Q.それは闘牛がやるの?)
「闘牛がやります。砂浜トレーニングとか。そして自分も牛を歩かせるので、そこで自分も鍛えることになります。坂道でも、体重1トンぐらいの牛を引っ張って坂道を歩くので、坂道で鍛えられたり」
牛と共に、眞榮里はその強さを磨いてきた。しかし、高校1年で高校日本一に輝いた眞榮里は、その後大きな挫折を味わう。全国チャンピオンとして臨んだ去年の県高校総体、80キロ級決勝。先輩力士にまさかの敗退を喫し、全国切符を逃したのだ。